パーソン論のまとめ

たぶんシンガー流パーソン論を否定するのが一番書きやすいし(特に3番目の問)、納得できる結論になるとおもいます。のでパーソン論批判の論点をまとめます。

つーか功利主義・シンガー流パーソン論・緊急避難を全部認めたらルイ擁護論以外書けんくないか…?(^_^;)

シンガーの「スピーシズム」

大雑把にまとめると

人間は人間であるから人格を認められるんじゃない。知性や意識を持っているから認められる。だからある程度知性や意識を持っている類人猿とか鯨とかにも人格を認めてもいいんじゃないか?人間中心主義への批判!

参考リンク: ピーター・シンガー 『動物の解放』『実践の倫理』

論点の整理 自然物に人格を認めるか?

自然物の権利の支持論者も、実は人間であり、結局、人間が自然物の権利の存否の判定者であることに変わりはないのである。今ある自然を保護したいという意見も、実は人間の都合(好み・価値判断)である。結局、人間が人間以外の自然に対して法的・道徳的義務を負うのは、そうしたいと考えたからであり、その点では人間中心主義、功利主義、快楽主義という制約を免れることはできないのである。

出典:鹿児島大学法科大学院入試04年度課題文 適宜改変

人間中心主義への批判っていうけど、人格を認めるかどうかの基準を意識とか知性にすると、結局人間の都合であって人間中心主義と同じである。ってこと。

参考:トゥーリーのパーソン論

トゥーリーは人工妊娠中絶を容認する論拠として、生まれたばかりの胎児には「自己意識用件(生存し続けようとする欲求を持っていること)」がないから、現実的なパーソンとしては認められず、生存権も認められないと説いた。この立場からは中絶だけでなく新生児殺しも正当化できる。

参考: 異議あり!生命・環境倫理学 岡本 裕一朗 2002

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作成:2006-12-11